心体育道とは
心体育道とは、廣原誠先生が創始した武術で、『表の捌き』と『裏の捌き』からなる。
『表の捌き』とは他者の暴力から自分の身を守る技術で、『裏の捌き』とは病気から自分を守る技術、すなわち病気になるのを防ぐ健康術である。どちらが欠けても心体育道ではない。表と裏の技術が一体になった武術、それが心体育道である。
心体育道には自らの攻撃、攻撃のための攻撃は一切ない。あるのは相手が攻撃を仕掛けてきたときにそれに対処する動きのみで、その意味でも純粋な護身術といえる。
しかしそのため心体育道にはルールや反則といった概念がない。あらゆる攻撃に対処できなくては護身術としての意味がないからである。
創始者・廣原誠先生が試合という競い合いの中で生じる派手、無理、無駄、隙を限りなく排除して出来上がった心体育道では、相手に勝つ必要はない。相手に負
けないことこそが大切なのである。そしてそれは、どんな相手であろうとも決して負けないという意味においてなのである。
また心体育道には現代の
格闘技では重要視されている寝技というものも存在しない。護身術の場合、対処する相手がひとりとは限らない。常に多数の相手を想定しておかなければならな
い。相手が複数いる場合、寝技を使うことはまったく意味をなさないどころか、自らをわざわざ危険な立場に追い込んでしまう。くわえて、ルールがないという
ことは、相手がナイフなどの武器を使用したり、目つきや金的への攻撃、噛みつきなどを行なってくることもあるということである。そのような場合寝技を行な
うことは自らの命をおびやかす行為となる。
護身の世界では、相手に倒されるということは、すなわち死を意味することでもある。
心体育道 誠流武会
代表 川邉 頼昭