先月、心体育道の「状」のDVDがクエストより発売されました。
「発売を祝して飲み会をしよう」と9月23日に廣原先生が福岡に。最近はずっとお酒を飲んでなかったが、久しぶりにゆっくり楽しいお酒を。途中から道場生も参加し、最後は福岡市の中心部、天神の屋台「薩摩屋」で夜が更けるまで武術談義?に花を咲かせました。
弟子の中には廣原先生と初めて会う者もいて、いい機会を作って頂いて廣原先生には本当に感謝です。
翌日は午前中道場で、新しい技を伝授いただきました。
北九州の稽古でのこと。北九州は、小倉北区にある北九州パレスという公共施設の柔道場を使用しているのだが、ここは剣道場とひと続きの部屋になっている。
最近はどこも剣道場や体育室は、ダンスのおじさまおばさま方に占領されているところが多く、北九州パレスも類にもれず、ダンスミュージックが流れる中での稽古となる場合がほとんどである。
柔道場と剣道場とはパーテーションで仕切られているだけなので、のぞこうと思えばお互いのぞくことができるが、昨日は柔道場の中にまで入ってきて見ているおじさまがいた。
熱心に見ていたおじさまが稽古が終ると同時にやってきて
「押忍。稽古を見せていただいてありがとうございました。自分は○○大学空手部(東京の有名私大)にいたものですが、先生の動きがあまりにも物が違うんで驚きました。お弟子さんも凄い動きをするし、素晴らしいものを見せていただきました」
と感動しながらおっしゃっていただいた。
もともと心体育道の動きは地味なものが多く、見ていてもなかなか理解できないものなのである。弟子の真貝君も
「わかる人にはわかるんですね」
と感心していた。
いわゆる格闘技のような、誰にでもわかる派手な技をおこなわない心体育道の動きを、他流派の方からこのようにいわれるのは、過分にお世辞が含まれていたとしても、やはり嬉しいものである。
合宿の詳細は次回!と7月にお知らせしときながら、あっという間に8月がいなくなっていました。
もともと全国を飛び回りながら、いろいろと忙しい身なのですが、実はそこに今月18日にクエストより発売のDVD「心体育道状術」の編集作業が入ってきたためブログまで気がまわらなかったのが実際のところです。
出版業界でいうお盆進行という、編集者泣かせのスケジュールも重なり、バタバタの編集作業でしたが、非常にいいDVDが出来上がりましたので楽しみにお待ちください。
で、合宿ですが、最近の誠流武会夏季合宿名物のひとつに、長距離リレーがあります。これはもともと第10回記念合宿を種子島でおこなった際、宿から山を越えて8kmほど行ったところに温泉があり、せっかくなら走って行こう!と始まったものが最初。
それが昨年の座間味合宿で、どうせなら参加道場生を2班に分け、リレーで勝敗を競い、夜の飲み会での給仕係を決めようと変化していったものです。
昨年の座間味も美しい自然の中でのリレーでしたが、渡嘉敷も負けず劣らず素晴らしい景色が堪能できるコースでした。ランニングとなると俄然張り切る、吉竹君、川口君、力武君はもちろん、50代の弟子たちも頑張って、一人の落後者も出ずに無事終了しました。
弟子たちが走るコースを、事前に早朝走ってみたのだが、途中峠の頂上で左右に別々のビーチが見下ろせる場所があり、実に爽快でした。
話は前後するが、先々週の杖の撮影の前日、福岡の弟子、山本君の結婚パーティが開かれた。その席で新婦が私に「結婚できたのは心体育道に入門したからなんですよ」と、唐突に話し始めた。
心体育道は喫煙者は入門できない。山本君はそれを知らずに稽古見学に来て、稽古終了と同時に「入門させてください」とその場で入門誓約書に記入を始めた。だが、1年半ほど前のその当時、彼は喫煙者であった。記入をしている彼に喫煙者は入門できない旨を伝えると
「えっ」と驚いた表情を見せ、動きを止めたが、決意したように
「ええ機会や」
と独り言をつぶやき、記入を続けた。
「煙草をやめてから性格が変わったんですよ」と新婦は話を続けた。[この人、禁煙するまで、すごいいやな性格だったんですけど、禁煙してからすごく性格が良くなって…」
もともと知り合いだった二人は、結局は彼の禁煙がきっかけで付き合い始め、結婚に至った。確かにアルコールやニコチン、カフェインなど嗜好品に含まれる多くは刺激物でもある。しかし、煙草をやめて性格が変わったというのは初耳だった。まあ、よくよく考えてみれば、さもありなんと思うことでもあるが。
実は、まだ喫煙者だった当時の山本君を、私は見学前から知っていた。しかし新婦が言うような、いやな性格の持ち主ではなく、明るい、性格のいい男だと、私自身は感じていたことを、彼の名誉のために付け加えておく。
先週6月11日の14時より、綾瀬の東京武道館で廣原先生による「杖」のビデオ撮影がおこなわれました。このビデオは9月頃クエストより発売予定で、心体育道独自の動きによる、今までにない杖のビデオになることと思います。
今回も菅原さんが廣原先生の相手役として広島より上京。満身創痍で頑張りました。空手着の下にはお手製の竹を編んだ防具を着込み、万全の足軽スタイルで臨みましたが、撮影を終えた後に見ると、体中アザだらけ。毎度のことですが、本当にお疲れ様でした。
夜はもちろん大宴会。廣原先生が宿泊したホテルのある神田で、撮影を手伝ってくれた誠流武会の山口さん、吉竹君や、他の道場生、クエストの藍原さん、芦原会館のサラリーマン空手家さんらとおおいに盛り上がりました。
結局、私は神田で3時間ほど仮眠を取った後、羽田に移動してラウンジでシャワーを浴び、始発便で福岡移動という強行軍になってしまいました…。
空手の世界では返事は「押忍」である。
稽古中、指導者の言葉に対して常に「押忍」で応える。不思議なことだが、この稽古中の「押忍」の声の大きさと、技術の向上のスピードはほぼ比例している。指導者の声に素早く大きな声で「押忍」と返事をする道場生は上達も早い。
入門したばかりの弟子は、技術では先輩に太刀打ちできないが、声の大きさだけは勝つことができる。たかが返事のような気がするが、実は大きな意味を持っている。
護身術(格闘技はすべてそうであるが)は相手に対する反応行動である。相手の行動に的確に素早く反応することが大切なのだが、何も分からない入門したての弟子も、大きな声で素早く反応することで、自然とこの反応行動の稽古を積むこととなる。
武道、特に護身術は合理的でなくてはならない。すべての行動には必ず意味があるのである。
遅刻についての考え方は、各流派、各道場によってそれぞれ異なるとは思うが、私自身は善意に解釈することにしている。
一日にまとめて10時間稽古をするより、10日間毎日1時間稽古をするほうが上達するのはあたりまえで、毎日ほんの少しでもいいから体を動かす癖をつけることが大切だ。
しかし弟子たちはプロの格闘家、武道家でもないし、稽古の目的は人それぞれ違う。仕事や家庭がまずありきという弟子がほとんどだ。もちろん稽古が最優先というのならそれにこしたことはないが、なかなかそうではない。仕事終わりに遅刻をしてでも稽古に駆けつけようとする意欲が大事なのだ。極端な話、終わり5分の参加でも、稽古に対するモチベーションの維持という点では大きな力を発揮する。
なかには本当にさぼりたい、なんとなく行く気がしないという意味で故意に遅刻をする者もいるかもしれないが、ほんの短い時間でも参加し続けることにより気持ちが前向きになり、結果的に上達して、稽古が楽しくなることのほうが多い。
考えてみると、以前は「月刊フルコンタクト空手」や「月刊秘伝」の道場案内等に載せていたものの、今はこのホームページ以外には何の告知もしていない。
そのため新しい弟子がどんどん入ってくるといったことは起こりようもないが、そのかわりに古くからいる道場生の顔ぶれにもあまり変わりがない。
自分の経験上、結構武道の道場は入れ替わりが激しいのだが誠流武会ではそれがない。その上道場が全国に4か所しかないので、遠方からの道場生も多い。
福岡道場には佐賀県から、大阪道場には滋賀県から、東京道場には茨城県や、隣県ではあるが結構遠い千葉の佐倉や埼玉の岩槻などからも稽古にやってくる。みんなそれぞれ仕事があるのだが、なんとか都合をつけて稽古に参加しようと頑張っている。そしてその頑張りは確実に実力アップへとつながっているようだ。
福岡&北九州と東京の二週連続花見が無事終了。
今年はどちらも明るいうちに健康的に(?)引き上げることができました。それにしても例年のことながら昨日の東京の花見は寒かった。でもまあ震えながらつつく鍋も楽しいもので、なにより雨が降らなくて良かった良かった。
大阪の道場でも毎年、今年こそはと話しているけど実現していないのが残念。もう何年も前に稽古終了後、みんなで造幣局の桜並木を見て回ったのが大阪道場の花見の最後かも。来年こそは京都あたりでぜひ。